NPO法人での副業で得られることは?他業界との違いを3分で解説

NPO法人を副業対象に考えている方必見!他業界と比べてなぜNPO業界で副業すべきなのか?についての情報をまとめます。

目次

NPOで副業しやすいスキルの一覧

NPOで副業をしたい場合に、どんなスキルが必要でどのように役立つのか?について、以下ご紹介させていただきます。

  1. Excel・Googleスプレッドシート操作スキル
    → 会計管理、寄付者データの整理、活動実績レポート作成などに活用。
  2. 広報・マーケティングの知識
    → SNS運用、チラシ作成、イベント告知など、NPOの認知拡大に直結。
  3. 営業・プレゼン経験
    → 協賛企業への提案、寄付者向け説明会での登壇などに活かせる。
  4. ライティングスキル(社内報・メール等)
    → 活動報告ブログ、ニュースレター、クラウドファンディングの文章作成などで重宝。
  5. 経理・財務スキル
    → 助成金申請や収支報告書の作成など、資金管理面での支援が可能。
  6. イベント企画・運営スキル
    → 講演会、チャリティイベント、ボランティア体験会などで企画力が発揮できる。
  7. プロジェクトマネジメント力
    → 小規模チームでの活動推進や進行管理を担える存在に。
  8. デザイン・資料作成スキル(PowerPoint/Canvaなど)
    → 活動紹介スライド、パンフレット、SNSバナーなどの制作に貢献。
  9. ウェブサイト・ITツールの活用スキル(kintone、Notionなど)
    → NPO業務の効率化や情報整理、クラウド活用支援に有効。
  10. コミュニケーション力・ファシリテーション力
    → 会議の進行、ボランティアの調整、外部との連携で大きな武器に。

いずれのスキルも様々なNPOに共通して有用ではあるのですが、実際にどんなスキルがあったら、NPOのお役に立てるのかな?と、各NPOのサイトや年次報告書を確認し、NPO運営側の観点に立ってNPOの気持ちを想像してみることが、非常に重要になります。

NPOへの副業は、スキルがあるだけで叶うわけではなく、NPOが欲しているスキルをNPOが求める条件で提供してくれることで成り立つことを忘れないでください。

NPOでの副業を叶えるための具体的な方法

営利企業の本業がある人が、スキマ時間でコスパよくNPOでの副業を見つけるための方法をご紹介します。

最小労力でNPOに関わって働く経験をしたい場合はサービスグラント等に申し込む

NPOとプロボノ(=専門性の高いボランティア)をマッチングすることで、NPOの経営を支える法人があるのをご存知でしょうか?

  • サービスグラント
  • 2枚目の名刺

上記団体は、NPOで副業(=収入を得る)は叶いませんが、自分のスキルを活かしてNPOで働く経験を得ることは、あなたのスキル・条件があえばすぐに叶えることができます。

一度プロボノとしてNPOを支援した実績をつくりつつ、プロボノで出会ったNPOに別途、副業提案をするという2段階のステップを踏むことで、再現性高くNPOでの副業先を見つけることができる場合があります。

なお、先日、サービスグラントさんの以下のイベントに参加してきたのですが、非常に多くの方と交流ができ、NPOでの副業=収入獲得目的だけではなく、豊かな人間関係を構築するための手段として魅力的だということを再認識いたしました。

出典:https://congrant.com/project/servicegrant/17800

求人を募集しているNPOを調べて問合せをしてみる

NPO法人に特化した求人サイトでドライブキャリアというものがあります。

出典:https://drivecareer.etic.or.jp/

この媒体に掲載しているNPOは、人手が欲しいのと、報酬を支払える財源があることは間違いないので、こちらの媒体に掲載されている職種の中で、あなたが価値提供できそうな職種があれば、募集要項に沿った求人として働くのではなく、副業として関わる提案をNPOに交渉することで、副業ができる場合があります。

副業だと業務委託で関わる形になりますが、どのような形態で人に関わってもらえるかは、そこまでNPO側にとっては重要ではない可能性が高く、お互いの条件が合えばNPOで副業を始めることができるようになるでしょう。

NPOの職員が集まっている大規模イベントでNPOの代表等に繋がってみる

NPOで働く人に対して開催されるイベントが年に数回開催されているのですが、そういったイベントで直接NPOの代表者や事務局長と交流をすることで、NPOでの副業先が見つけられる可能性があります。

私が講師として10回以上登壇している、FRJというイベントでは、毎年、1,000人以上のNPO関係者が集まるアジア最大級のNPO関係者向けイベントとなっています。

FRJを通じて、私も数々のお仕事をいただいた実績がありますので、FRJでNPOの経営者等とつながることで、副業先を見つけることはおすすめの方法です。

NPOで副業するメリットとデメリット|営利企業でなくなぜNPOで副業するかを明確にしよう

NPOと営利企業、2つの立場で働いてきた経験に基づき、NPOで副業するメリットやデメリットを簡潔にご紹介します。

メリットその①営利企業の延長では出会うことがないマイノリティ層に関わる機会が得られる

NPOは企業も行政も助けてくれない、でも困っているという個人を対象に活動を行うことが多い法人格です。

そのため、営利企業の延長では出会えないマイノリティの方と接する機会を得られる場合があります。

例えば、私がNPO職員として勤務していた時には、小さな子どもを抱えるシングルマザーの方に直接お会いし、リアルな収入状況や子育ての悩みを教えていただく機会がありました。

他にも、里親をやっている人や生活保護を受けている人等、様々な方とお会いする経験をしています。

NPOで副業をすることで、いきなりマイノリティの方に直接お会いすることはできないかも知れませんが、少なくとも、ニュースで情報を受取るよりも感度を高めて、マイノリティの方と接する機会を持てる経験が得られるようになります。

そういった経験を踏まえて、構造的に社会問題がなぜ起こっているのか?を考えるための情報や解決のヒントを得られることが、NPOで副業する上でのメリットになり得ます。

メリットその②寄付集めやボランティアマネジメントについて学べる

営利企業にはないNPO法人のならではの特徴として寄付を収入源にできることや、ボランティアの力を借りて事業を大きくするという点があります。

寄付を集める行為、ボランティアを集める行為等、営利企業では体験できない事を目的にして、事業を推進しているのがNPOになります。

私は寄付という究極の無形サービス(形がない、お金の出し手にメリットがない、季節需要がほとんどない)に対して、どうやったら寄付を集められるのか?を15年ずっと考えてきた中で、いつのまにか営利企業の無形サービスや有形サービスを販売できるスキルが身についていました。

営利と非営利のそれぞれの収入を上げるために必要なノウハウを横断で学んだり、雇用関係を結んでいないボランティアとの関わり方を体験することで、NPO副業を通じてキャリアの幅を広めることは十分可能です。

デメリットその①労力対収入は少なくなることが多い

副業を考えている人の大多数は、本業以外の収入を得たいと思っているかと思いますが、NPOで副業することは、正直、営利企業と比べると副業で働く時間に対して得られる報酬は、総じて営利企業よりも低くなる傾向があります。

短い時間で、効率よく稼ぎたい意向が強い人は、NPOでの副業は辞めた方がいいです。以下も併せてご参考ください。

NPOで働くメリットは?NPOキャリア10年以上の実体験を基に解説

NPOへの副業は多様性を学びキャリアの幅を広げる一歩になり得る

的なスキルを学んで再現性高く様々なNPOに貢献したいと思った方は、DXのプロ養成講座の個別相談会にきてください。

NPOは恒常的にマンパワーが不足する法人であるが故に、ITで経営を支えることが必須なのですが、ITでNPOを支える支援者は圧倒的に不足しています。

  • 国公立大学を含む30以上のNPOの支援実績に基づくノウハウが学べる
  • 提案するNPOによっては10万円以上の報酬も得られる
  • NPOに限らず営利企業へも提案できるようになり一石二鳥で副業スキルを高められる

こういった価値を身につけることができます。

記事を読んでいただき、ありがとうございます!

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この記事を書いた人

DXの専門家|寄付集め実績4億|2社経営

『国公立大学含むDX支援実績20団体以上』
独立5年で受注単価10倍超

▼個人向け事業
3ヶ月で脱社畜が叶う
DXのプロ養成講座を主宰

▼パーソナリティ
3児の父
趣味の釣りで会社経営(ガイド+EC)
NPOのデジタル経営支援実績日本一

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