奏ワークスの北村です。
私たちはNPO法人様・企業様を問わず、さまざまな法人の経営課題に対してDXコンサルティングを行っています。
今回は、群馬県内のNPO法人を支援する群馬NPO協議会様にて、関係者(ステークホルダー)の情報を一元管理できるシステムをkintoneで構築するお手伝いをしました。本日は協議会の今井様にお話を伺います。
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群馬NPO協議会の取り組み
北村:まず、簡単に自己紹介と事業内容をお願いいたします。
今井様:群馬NPO協議会に所属しております。主な事業は県からの委託を受けて運営している「NPO・ボランティアサロン群馬」という中間支援センターです。NPO法人の相談対応や活動支援、セミナー企画、情報収集などを担っています。
導入前の課題
北村:ご発注いただく前は、どのような課題がありましたか?
今井様:県内NPO法人の情報、会員データ、セミナー参加者など、多様なデータを扱っていました。
最初はExcel、その後は他社のクラウドサービスを利用しましたが、提供側の事情で利用できなくなり、再構築が必要になったのです。
さらに、
- データ抽出が複雑で限られたスタッフしか対応できない
- 入力項目が多く、漏れやミスが発生しやすい
- 自作項目が乱立し、レポート作成に手間がかかる
といった問題もありました。
奏ワークスを選んだ理由
北村:多くの事業者がある中で、弊社にご依頼いただいた理由を教えてください。
今井様:きっかけは、日本ファンドレイジング協会のセミナーです。
北村さんの講演を拝聴し、NPO特有の運営状況を理解されていると感じました。
単なるシステム知識だけでなく、非営利組織の現場感覚に基づいた提案ができる方だと思い、ご相談しました。
kintone導入による効果
北村:実際にkintoneを導入して、どのような変化がありましたか?
今井様:
以下のような変化がありました。
- アプリごとにデータ管理できるようになり、入力の分担が明確化
- 入力項目をフィールドで固定化し、データのバラつきが解消
- スタッフ全員が操作可能になり、特定の人に依存しない体制に改善
また、メールワイズとの連携により、事務所宛のメールも在宅から確認できるようになり、業務効率が大幅に向上しました。
さらに、GoogleドライブやPC内のフォルダに散らばっていた情報をkintoneに一元化。外部データ(会員情報など)と内部データ(勤怠・相談記録など)が連携し、入力漏れの防止にもつながりました。
おすすめできる法人とは?
北村:このご経験を踏まえて、kintoneはどんな法人様におすすめできますか?
今井様:
- 複数人でデータを扱う法人
- 中間支援団体のように、外部・内部両方の情報を管理する法人
- 在宅や出張先からも入力する必要がある法人
こうした組織には非常に相性が良いと思います。導入しやすく、自分たちでカスタマイズできるのも大きな強みですね。
まとめ
今回、群馬NPO協議会様では、「人に依存しないデータ管理体制」と「情報の一元化」をkintoneで実現していただきました。
地域課題の解決に取り組むNPOを支える中間支援組織にとって、業務効率化は欠かせません。
奏ワークスでは、NPO法人様の現場に寄り添いながら、最適なDXの仕組みを構築していきます。
👉 NPO法人・中間支援団体で「情報管理やデータの扱いに課題を感じている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。