NGOにおけるCRMの必要性を体系理解する|寄付者等の逓増に寄与

NGOの活動を長年行っているけど、寄付売上やイベント売上が逓増しないと悩んでいませんか?

売上を上げるには、

・今の売上を上げる
・将来の売上を上げる

の2アクションを同時に実装が必要なのですが、CRMを導入する事で、後者の仕組みを整えることができます。

NPO・NGOだけで30団体以上のCRM導入実績に基づき、CRMを活用して事業拡大を行うノウハウをシェアします。

目次

なぜCRMが必要か?売上逓増に必須の仕組みとなる|テラ・ルネッサンスさんの事例

私が知りうるNGOでもトップクラスでCRMを活用する事で、支援者を逓増させている法人様として、テラ・ルネッサンスさんがあります。

以下を見ていただくと、テラ・ルネッサンスさんが成果を上げておられることが明確です。

引用:FRJ2024個人も法人も寄付し続けたくなるファンドレイジングとは

様々な経営努力を重ねて、上記の成果を上げておられますが、

・感謝と報告を分けてコミュニケーションを行う
・メルマガや郵便物を高い頻度でお届けする
・1年に1,2回だけ寄付のお願いをする

というような形で、ファンドレイジングを展開されています。

引用:FRJ2024個人も法人も寄付し続けたくなるファンドレイジングとは

実は、上記について、どれもCRMを構築&活用が出来ないと、実現できない施策ばかりになります。

CRMは経営情報を一元管理し既存顧客の売上を最大化できる仕組み

CRMは既存顧客の売上を最大化できるために必要な機能を1つにまとめることができる仕組みです。

CRMがあることで将来の売上増加に寄与できる

法人が売上を上げるには、

・今の売上を上げる
・将来の売上を上げる

の2つが必要です。

後者を実装するのに、一番重要なのがCRMになります。

既存顧客のリピート売上が上がる仕組みをつくる重要性

どの法人も新規、既存、双方からの売上を上げることが必要です。

既存とは1度でも商品を購入してくれた人、つまり寄付をしてくれたり、スタディツアーに参加してくれたり、フェアトレードの商品を購入してくれた人のことを指します。

重要なのは、売上をあげるためのコストが、新規と既存で異なる事です。

NGOの活動を一切知らない方が初めて寄付をしてもらうために必要なコストと、1度寄付をしてくれた人が再び寄付をしてくれるまでに要したコスト(事務負担)を比較すると、前者の方が5倍高いというマーケティングデータがあります。

上記を根拠に、経営資源が限られるNGOこそ、既存顧客の売上を最大化するためのCRMが必須となります。

NPOもNGOもCRMは共通して必要

NGOに限らず、NPO法人もCRMは同様に必要なツールになります。

以下をみていただければ、双方においていかにCRMが必要かの理解を深めていただけるかと思います。

CRMとは?NPOにとっての活用方法を知って実務に活かそう

CRMを導入するにあたっての重要な2大機能を理解する|データベース機能とコミュニケーション機能

CRMに主に必要な機能は、データベース(情報の受皿)機能コミュケーション機能(メール等)で構成されます

データベース機能の最大のポイントはステークホルダーの一元管理ができる事

データベースで求められる最重要機能は、ステークホルダーの情報が整理されて、一元管理できる事です。

NGOは、様々な属性のステークホルダーが、様々なな手段で関わる法人であるため、1つのCRMで正しく情報が整理される要件を満たしていることが最重要になります。

NPOにとってデータベースは事業存続最大の肝|必ず整備しよう

コミュニケーション機能はメールを軸に実装する

支援者等とどのようなコミュケーションを行ったかの履歴を、1支援者単位等で紐づけて情報を残す事で、1支援者と法人とのやりとりがストックされ、1支援者との関係を深める対応が全職員ができるようになり、リピート支援などに繋げることが叶いやすくなります。

最もコスパがよいのは、メールを軸にコミュニケーション履歴をCRMに実装することです。

なぜなら、NGOの主要収入源である寄付やスタディーツアー等を申し込む際に、メールアドレスを取得することが多いため、申込み後、途切れずに活動報告などを行う導線を設定し、実装ができるためです。

メルマガを活用して売上増加や寄付者満足度向上を目指そう

NGOが実装すべき主なCRMツールと選び方のポイント

NGOが活用できるCRMとして、キントーン、セールスフォース、ハブスポット、ゾーホーなどがあります。

どれもグローバル展開をしているため、複数地域のユーザーがCRMにアクセスする機能は実装可能で、営利企業が導入するよりも、一定の割引が適用可能です。

どのCRMも魅力的ですが、料金、利用可能なユーザー数、分からなかった時のサポート体制、この3点を加味すると、NGOが導入すべきCRMはキントーン一択になります。

料金や割引内容 ユーザーについて サポート体制
キントーン 年間9,900円 左記料金で900ユーザー利用可能 電話で聴き放題

遠隔サポートもあり

セールスフォース 10ユーザーまで無料 11ユーザー以降は最低3,000円/月必要 メールやチャットでの
問合せが基本
ゾーホー
ハブスポット 40%割引 1名から従量制

寄付者管理だけに特化する場合は、コングラントやシンカブルも比較に
上記4サービスと共に、よくNPOに導入されているのが、コングラントとシンカブルです。

・キントーン等=全ステークホルダーを管理するCRM
・コングラント等=寄付者に特化したCRM

と考えてください。

・クラファンやクレカ決済等とも連携している
・認定NPO法人に必要な合算領収書の発行もコングラントは対応できる(シンカブルは不可)

という点等が、寄付者に特化したCRMの特徴だとご認識ください。

寄付者管理のみに特化したCRMを構築したい場合は、コングラントがおすすめです。

非営利団体関係者における多数のCRMで構築・運用経験に基づき最適アドバイスが可能

以上、NGOが経営の土台となるCRMを選ぶ時に必要な情報を、体系的にご紹介しました。

様々なツールがあって、どのツールを組み合わせることが、自団体にとって最適なのか?はよく分からないかと思います。

自団体の内容を加味して、適切なCRM選定や経営最適化の方針を定めたい方は、個別相談に来ていただければ嬉しいです。

・寄付実績4億
・30団体以上のCRM構築、運用実績
・NPOキャリア15年以上

の実績を元に、最適なアドバイスをさせていただきます。

ご予約お待ちしています。

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この記事を書いた人

DXの専門家|寄付集め実績4億|2社経営

『国公立大学含むDX支援実績20団体以上』
独立5年で受注単価10倍超

▼個人向け事業
3ヶ月で脱社畜が叶う
DXのプロ養成講座を主宰

▼パーソナリティ
3児の父
趣味の釣りで会社経営(ガイド+EC)
NPOのデジタル経営支援実績日本一

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